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JavaとJavaScriptってどう違うの?

こんにちは、MiYです。Webサイト制作やWebアプリケーション開発に携わると、「Java」「JavaScript」という言葉を目にしたことがあるかと思われます。いずれも名前が似ていますが、全く別物であることをご存知でしょうか?
では、JavaとJavaScriptはプログラミング言語として、どのような違いがあるのでしょうか。開発者はもちろん、技術の説明・提案をする営業や制作管理職の方も違いを説明できるように、正しい知識を身に着けておきましょう。

Javaとは

まずは、Javaの基本的な歴史について学んでいきましょう。Javaは、サン・マイクロシステムズ(現オラクル)によって開発された、プログラミング言語です。使われる分野が幅広く、現在もブルーレイディスクレコーダーをはじめとする家電にも使用されています。
元々、家電製品での使用を目的に開発されましたが、少しずつWebサービス開発や、ネットワークサーバにも使用されるようになりました。
たとえば、Androidのスマホを持っているのであれば、その中に入っているアプリはJavaで制作されています。
他にも、Javaはシステム開発やアプリケーション開発の分野で多く使用されています。
サン・マイクロシステムズは、Java のプログラミング言語について”Write once, run anywhere”「一度(プログラム)を書けば、どこでも実行できる」というスローガンを掲げており、プログラムの動作は環境に依存しないという特徴を持ちます。

JavaScriptとは

JavaScriptは、ネットスケープコミュニケーションズによって開発された、プログラミング言語です。JSとも呼ばれます。開発当初は「LiveScript」と呼ばれていましたが、当時Javaが人気を持ち始めていたことと、両社が業務提携していたこともあり、JavaScriptという名前に変更されました。
Webブラウザ上で画像をスライドショー形式に動かしたり、ボタンをクリックしたらモーダルウィンドウを表示させるといった動きをつけたWebサイトなど、Webサービスを開発する際に多く使用されています。
そのため、JavaScriptは様々な動きをつけるために必要なプログラミング言語といわれています。

比較

JavaとJavaScriptでは、プログラミングにおける文法が違うといった点も挙げられますが技術的な要素を抜きにすると、下記のような比較が挙げられます。

JavaとJavaScriptの比較

それぞれの違いは、下記のとおりです。

 

Java

  • ・どの環境でも動作するプログラミング言語
  • ・システム開発やアプリケーション開発など、様々な分野で使われる

JavaScript

  • ・Webページに動きをつけ、ユーザーが使いやすくするためのプログラミング言語
  • ・アプリケーション開発も可能だが、Javaの方が適している

 

Javaは、一度(プログラム)を書けば、どこでも実行できる汎用性の高いプログラミング言語であるのに対して、JavaScriptはWebページに動きをつけるために使用されます。

補足:JavaScriptとjQueryの違い

「jQuery」という言葉も目にしたことがあるかと思います。JavaScriptと関わりがあるため、混同してしまいがちですがこちらもJavaScriptとは全くの別物です。それでは、補足として説明致します。

jQueryとは

プログラマーのジョン・レシグ氏によって開発された、JavaScriptのライブラリです。ライブラリというのは、プログラムをひとまとめにしたファイルのことです。つまりjQueryというライブラリは、複数のJavaScriptのプログラムで構成されているファイルのことを指します。
そのため、jQueryはプログラミング言語ではありません。jQueryの中には、たくさんの命令文が定義されており、それらを呼び出すことができるため、どのような複雑な動作でも簡単に実装できます。jQueryを用いることで、一つの動作を実装するためにJavaScriptよりも少ないコード数で実装できるようになりました。

JavaScriptとjQueryの比較

それぞれの違いは、下記のとおりです。

 

JavaScript

  • ・プログラミング言語である
  • ・ブラウザの仕様によっては、想定しない動きになる
  • ・jQueryと比べてパフォーマンスは良好

jQuery

  • ・ライブラリである
  • ・どのブラウザでも同じように動作する
  • ・jQueryファイルを読み込む必要があるため、JavaScriptと比べてパフォーマンスは悪い
  • ・多数のプラグインが開発・リリースされているため拡張性が高い

 

jQueryは、JavaScriptのプログラミング言語で組まれているため、同じものと混同されがちです。それは、半分正解で半分間違いだといえます。なぜなら、jQueryには、専用のプログラミング言語があり、JavaScriptでは使用できないものがあるからです。
エンジニアの中には、JavaScriptとjQueryの違いを正しく理解しておらず、実装時に頻繁にエラーを出してしまう方もいるので、プログラミング言語が全く違うと考えておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、JavaとJavaScriptの違いやjQueryとの関係性について詳しく説明しました。JavaとJavaScriptは共にプログラミング言語ではありますが、適している分野や用途が異なります。
そして、JavaScriptとjQueryは使用される分野や用途は同じですが、指している種類が全く異なります。最後に、簡単に整理していきます。

  • ・アプリケーションやウェブサービスを制作するのなら、Javaのプログラミング言語を使うべき
  • ・Web上に動きをつけて、ユーザー体験をより良いものに変えていくならJavaScriptのプログラミング言語が役立つ

上記のようにそれぞれの違いを明確に理解しておけば、混同することなく説明できるでしょう。

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それでは次回更新でお会いしましょう!

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